【怒鳴らない育児】子供に対してカッとせずに冷静に対処する方法

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育児中、子供の理不尽な要求についカッして怒鳴ってしまうことってありますよね。
私は割とすぐにイラッときてしまう人間なのでなかなか我慢ができないことが多々あります。
しかし怒鳴ってしまうと子供にも悪い影響を与えると分かっているので後から大後悔しますし、自分に対しても大人気なくて情けない気持ちになってしまうことが常です。
では、どうすれば怒鳴らずに冷静に子供と接することができるのでしょうか。

こちらのブログでは育児中のアンガーマネジメントに関して具体的な対処法をまとめてみました。
感情をコントロールしながら子供と接するためのヒントを見ていきましょう。

目次

怒鳴らない育児のメリット

親子関係を良好に保つ

まずはじめに、怒鳴らない育児は親子関係を長期的に良好に保つということを理解しておきましょう。
怒鳴ることで一時的にその場を収められたとしても、この場合子供は恐怖によって押さえつけられているため健全なコミュニケーションとは言えません。
冷静に対処することで子供との信頼を築くことができ長い目で見て親子の絆が強くなります。

子供の感情発達にも良い影響がある

親が感情をうまくコントロールして冷静に接することで子供も自分の感情をコントロールする方法を学びます。
自分が子供だった頃のことを思い出すと納得するのですが、子供は怒鳴られると自分の感情をうまく表現できなくなります。
冷静な対応を続けることで子供も安定した感情を持つことができます。

親自身のストレスも軽減できる

怒鳴ることでその場ではスッキリするかもしれませんが、後から後悔や罪悪感が押し寄せることもありますよね。怒鳴らない育児を心がけることで親自身のストレスも軽減できます。感情をコントロールすることで育児に対する自己評価も上がりポジティブな気持ちで子供と向き合うことができるようになりますよ。

怒鳴らずに子供と接するためのヒント

育児中に感情的になってしまうことは避けられるものではありませんが、できるだけカッとせずに子供と接するための具体的な方法があれば、親もこどもも落ち着いてコミュニケーションをとることができます。
ここでは感情的な爆発を防ぐための実践的で具体的な方法を紹介します。

1.呼吸リラクセーション

まず感情が高まってしまった時に使いたいのが深呼吸です。
何か、爆発しそうな出来事があったら一瞬立ち止まり、一呼吸おいてみてください。
怒っている時は呼吸が浅くなりがちです。数秒間の深呼吸をすることで心を落ち着かせることができます。

ポイント:
鼻から息をゆっくり吸って口からゆっくり吐くこと。
吸うのも吐くのも10秒ほどかけてゆっくり行うのが良いとされています。
といって、深呼吸することで副交感神経の働きが高まり興奮状態を鎮めてくれます。

2.「タイムアウト」をとる

どうしても感情が収まらないと感じた場合は自分自身に「タイムアウト」を与えるのも効果的です。
その場を一旦離れ、数分だけ静かな場所に行き心を落ち着かせる時間を作ります。
例えばトイレや別の部屋に移動し、一息ついてから再び子供と向き合うようにしましょう。
この方法は感情を一時的にリセットし理性的に物事を考え直す時間を確保するのに役立ちます。

小さいお子さんが相手であればタイムアウトを取って移動する前に安全確保だけは忘れないようにしましょう。

3.6秒ルール

深呼吸と少し似ていますが、怒りが爆発しそうになった時はとりあえず6秒数えてみることです。
怒りは一瞬で爆発しますが、そのピークは6秒と言われています。その6秒をしっかりと我慢することで感情の衝動に任せた行動を防ぐことができます。

4.笑顔を意識する

感情が高ぶった時に意識的に笑顔を作ることは有効です。
笑顔を作ることで脳がリラックス状態にあると錯覚し、怒りやストレスを軽減する効果があります。
例え引き攣った笑顔であったとしても顔の筋肉を緩めて微笑むだけで気持ちが落ち着きます。

状況によっては子供が親が笑っているのを見て「これは良いことなんだ!」と勘違いしてしまったり、馬鹿にされていると思ったりする可能性があるので注意しましょう。

5.子供に触れる、ハグをする

個人的に効果を感じられたのはこれでした。
カッとなった瞬間、怒りが込み上げてきたら子供にハグをするのです。
本か何かで見たのですが、感情と行動は同じ方向を向くそうです。そのため笑いながら怒ったり、スキップしながら怒ることはとても難しいのです。
実際子供とハグをすることで感情が一気に収まってリラックスしていくのがわかりますし、子供にも、ママがイライラしているのはあなたが嫌いだからではないのだよ、と示すことができます。

冷静さを取り戻した後はどうする?

上記のヒントを参考に爆発を阻止できればすでに100点満点と言えるでしょう!
冷静で穏やかな親とのコミュニケーションは安心感を与え、信頼関係を気づくための基盤となります。
ここでは冷静さを保ちながら子供と向き合うための具体的なコミュニケーションのコツを紹介します。

1.声のトーンを意識して話す

怒りが高まると無意識に声が大きくなったりトーンがキツくなりがちです。
しかし、冷静なコミュニケーションを保つためには意識的に落ち着いたトーンで話すことが大切です。
穏やかなトーンで話しかけると子供もリラックスし、話を聞く体勢が整います。
特にトラブルなどが起こった時には声のトーンを抑えることで自分自身も冷静さを保てるようになります。

2.子供の話を最後まで聞く

親としてはつい先回りして答えを出してしまいたくなりますが、子供の話を最後まで遮らずに聞くことが重要です。
子供が自分の言葉で説明しようとしている時に遮らずしっかりと耳を傾けることで子供は安心して自分の気持ちを表現できるようになります。
親がきちんと聞いてくれていると感じると子供も冷静に問題を話し合う姿勢が育ちます。

3.「どうして?」ではなく「何があったの?」と質問する

冷静さを保ちながらコミュニケーションをとるためには質問の仕方にも工夫が必要です。
「どうしてそんなことをしたの?」と責めるような質問ではなく、「なにがあったの?」という形で子供が話しやすい状況を作ることが大切です。
このアプローチによって、子供は自分の気持ちや状況を説明しやすくなり、親子感で穏やかな対話が可能になります。

まとめ:怒鳴らない育児で親子関係を良好に保とう

怒鳴らない育児は子親子関係をより良好に保つために欠かせない要素です。子供が親に対して安心感を抱き、信頼してコミュニケーションをとることで躾や問題解決もスムーズになります。
短期的な苛立ちに負けず、長期的な信頼関係を育むことで親も子供も幸せな家庭生活を送りことが出来るでしょう!

とはいえ怒鳴らない育児を完璧に実践することは簡単ではないですよね。大切なことは「少しずつ改善していく」という姿勢です。個人的にはこうした感情コントロールの訓練自体を通して得たものを、いつか子供にも教えてあげられる日が来るのではないかなと思っています。

以前読んだ本の中に、「怒りはパワー、エネルギー」というような言葉を見つけたことがあります。
育児中に蓄えられていく数々のイライラもいつかは自分の肥やしに変わっていくと信じて、今日もアンガーマネジメント頑張りましょう。

こちらの記事が参考になれば幸いです。

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